スマホにおける機種とキャリアの違い
- 機種(端末)の選び方
どんなスマホ機種を選ぶのかということ。たとえばAppleやソニーといったメーカーがつくったスマホのうちどれを選ぶか。
- 契約先(通信事業者、月額料金)の選び方
スマホで電話をかけるにはドコモのような通信事業者との契約が必要。スマホの月額料金はその業者に支払う。昨今では格安スマホのシェアが伸びている。
この記事は機種の選び方のまとめです。携帯キャリアの選び方は上記をご覧ください。
スマホ機種の選び方【スペックで選ぼう】
- CPU、メモリ
スマホの動作速度を左右する部品
- ストレージ
文書や画像を長期的に保存する部品
- 電話、Google検索、SNSや掲示板での閲覧と投稿、ネット通販、メールの送受信、文書作成、スペックを要さない簡単なゲーム
- 動画や写真の撮影にかなりこだわる、動画編集、スペックを要するゲーム(とくに3Dゲーム)
スマホ機種を選ぶ際は、あなたの使い道に沿って選びましょう。
上記のうち1ばかりやって2にこだわらない人は標準スペックで大丈夫。
新品価格でいうと3~6万円くらいの機種です。メモリ(RAM)でいうと4~6GBが目安
しかし、1に加えて2もやるのならハイスペックが必要です。価格でいうと7~15万円くらい、メモリでいうと6~16GBが目安。
ゲームは快適に遊ぶのにスペックを要するゲームもあれば、スペックを要さないゲームもあるなどいろいろです。
スマホ用CPUの選び方
CPUとはコンピューターの頭脳に相当する部品のこと。
Androidスマホの場合、Snadragonというシリーズが世界的に大きなシェアをもっています。
Qualcomm社 | |
低性能 | Snapdragon400番台 |
標準性能 | Snapdragon600番台 |
標準より少し上 | Snapdragon700番台 |
高性能 | Snapdragon800番台 |
iPhoneの場合、機種はX(10)⇒11⇒12⇒13の世代順に発売されており、新しいほどCPUも性能が上です。
また同世代の中ではPro MaxやProはとくに高性能で、無印やminiは標準よりも少し上の性能とお考え下さい。
iPhoneは、とくに新しいモデルだと低性能~標準性能にあたるスマホはありません。
iPhoneの中でスペックが低い製品でも標準性能より少し上の性能があります。
さすがに初期のiPhoneだと性能は低いですけどね。
スマホ用ストレージの選び方
次にストレージ(ROM)とは文書、画像、動画などを長期的に保存する装置のこと。
ストレージの単位はGBであり、GBが多いほど多くの画像や動画を保存しておけます。
一般的にスマホ用ストレージは64GBが標準的。
128GB以上はゲームや動画をいくつも保存しておく人に向いています。
ストレージの注意点
AndroidスマホはmicroSDカードという記憶装置によってストレージ量を追加的に調整できます。
しかし、iPhoneはmicroSDカードを追加できないため、スマホ購入時点での選択が大事です。
もしiPhoneのストレージが足りなくなったら既存のファイルを削除して空きをつくるか、ライトニングUSBメモリやオンラインストレージを使う必要があります。
CPU、メモリ、ストレージの意味をもっとわかりやすく知りたい方はPC向けの別記事をご覧ください。
パソコンでもスマホでもCPU、メモリ、ストレージの意味はまったく同じです。使い方によって選ぶべきスペックが違うだけ。
スマホ購入のチェックポイント:詳細は各記事で解説
スマホOSはどっちにする?
iOSとはiPhoneに搭載されている基本ソフトのこと。iPhoneは機種シリーズ別では世界一売れているスマホ機種です。
iOSという基本ソフトも、iPhoneという機種もAppleによって生産されています。
一方、iOSとシェアを争う基本ソフトをAndroid(アンドロイド)といいます。
このAndroidを搭載した機種は、日中韓の企業をはじめとしたさまざまなメーカーによって生産されています。
iOSを選ぶかAndroidを選ぶかで、スマホの操作性、ブランド感、買取価格、スマホケースの品ぞろえ、戻るボタンの有無、端子の有無、ホーム画面のカスタマイズの範囲、セキュリティ、対応アプリ、修理店の数、更新可能期間などが変わってくるのです。
ときに周りの人との関係を左右することさえあります。
日本人は「とりあえずiPhoneでいいや」と考える人が多いです。確かにiPhoneはとても優れた機種ですが、Androidにもいい機種はあるんですよ。
とくに最近のiPhoneは保守的になっている一方で、Androidの中にはよくも悪くも革新的な機種があります。
サイズ選びで変わる要素がいくつもある
- スマホのサイズ
ベゼルの太さ、もちやすさ、画面の迫力、作業効率、タブレットとの兼ね合いを左右する
たとえばiPhoneは、miniと無印とProとでは動作性能はもちろんサイズも違っています。
大きいほうが動画やゲームの迫力はありますが、その分、重くなりますし価格も高くなります。
自分にとって持ちにくいサイズのスマホを買うと、最悪の場合、落下させて壊すなんてこともあります。
またスマホのサイズは、縦横の長さの比率によっても印象が変わるものです。
なおタブレットをお持ちの方は、スマホのサイズと差別化するほうがおすすめ。
スマホの重さ
- スマホの重さ
画面や電池容量が大きいほど重い、タフネススマホは頑丈で重い、ケースの重さも考えよう
基本的にハイスペックのスマホは消費電力が大きいがゆえに電池の容量も大きいです。したがって、スマホ全体も重いです。
ちなみにiPhoneは新品価格も買取価格も高いため、保護ケースをつけたくなります。保護ケースが厳重だとそれだけ重くなります。
スマホの形
- スマホの形
全体的な形、すみの形、エッジの形、厚さ、もちやすさ、液晶の表示領域、アスペクト比、ベゼル、ノッチ、ホームボタンの有無を左右する
スマホの中でもiPhoneの形はどれも同じような平板ばかり。
しかし、Androidスマホの中には2画面、折りたたみ、カメラが飛び出るなど形が変わった機種もあります。
またスマホのすみやエッジの形によって見栄えや持ちやすさも変わってきます。
ベゼルと液晶の表示領域についても解説していますよ。
スマホのスピーカー位置
- スマホのスピーカーの位置
背面スピーカーの機種は音質が悪いため要注意
リフレッシュレート
- 液晶の見え方
液晶か有機ELか、IPS方式かVA方式、有機EL、ゲーマーならリフレッシュレートは高くすべき、輝度
パソコンやスマホの色
- 外観色
カッコよさ、気分、買取価格、視認性を左右する
その他
- カメラ性能
倍率、解像度、画素数、レンズ数、手ブレ補正、シャッター音のON/OFF
- スマホやタブレットのセンサー
速度や居場所などの検知、生体認証
- スマホ決済(内蔵チップが必要)
Androidのおサイフケータイか、iPhoneのApple Pay
- eSIM、デュアルSIM対応か
- 防水防塵性能
水分や熱が多い工場や、野外キャンプで使うなら防水防塵性能は高いほうがいい(水濡れによる故障は保証対象外になりやすいので要注意)
- スマホでテレビが見たいのならワンセグ搭載機(ワンセグが内蔵されていない場合、外付けを買っても視聴できる)
- バッテリー容量および駆動時間
ワイヤレス充電対応か、容量が大きいほど重くなる
- ハイレゾ対応(高音質音源)