レンタルサーバーと契約する際にだれもが選択しなければならない項目といえば契約期間。
選べる契約期間や細かな規定はレンタルサーバー会社によって微妙に異なりますが、そこには一般的な法則があります。
それを知るとあなたにとって最適なレンタルサーバー会社とプランもわかりますから見ていきましょう。
レンタルサーバーでおすすめの契約期間
まずレンタルサーバー会社の各プランでありがちな契約期間は次の6通り。
- 1か月
- 3か月
- 6か月
- 12か月(1年)
- 24か月(2年)
- 36か月(3年)
同じプランでも基本的には長い契約期間を選んだ方が1か月あたりに支払う料金は安いです。
たとえば、大手レンタルサーバー会社のエックスサーバーで人気のX10プランの手動更新の場合、長い契約期間を選んだ方が1か月あたりの料金は安くなります。
1か月あたりの料金 | |
3か月契約 | 1200円 |
6か月契約 | 1100円 |
12か月契約 | 1000円 |
24か月契約 | 950円 |
36か月契約 | 900円 |
料金の支払い(決済)は銀行振込かクレジットカード、そして契約更新は手動更新か自動更新(自動引き落とし)を選ぶという場合が多いです。

短すぎる契約はおすすめできない
次におすすめの契約期間について解説します。
結論から言うと、1か月~3か月更新という短期契約、あるいは36か月という長期契約はあまりおすすめしません。おすすめは12か月契約です。
まず短期契約がおすすめできないのは、短期契約は手数料も含めて料金が割高になること、そしてブログの成果は短期では出ないことがあります。
一般にブログを始めたての人がそれなりの結果を出すまでに必要な日数は早い人で半年くらいといわれています。
にもかかわらず1か月~3か月くらいブログに取り組んだ程度で「ブログって成果が出ないからやめよう。レンタルサーバーの契約も短くてよかった」と考えるのは気が早すぎます。
ブログは最低でも6か月~12か月くらいは取り組み続けないと結果は出ません(人によってはもっとかかるかも)。
またレンタルサーバーは同じ会社の中で上位のプランに変えるのなら簡単ですが、別の会社に移るのは少し面倒。
そのため最低でも12か月くらいは同じレンタルサーバー会社で契約しブログを地道に頑張った方がいいのです。
長すぎる契約もおすすめできない
次に長すぎる契約がおすすめできない点について。
その理由は以下のとおり。
- 下位のプランに変える場合に備える
- ユーザーの心変わり(ブログをやめたくなる、他のレンタルサーバーに移りたくなる)
- レンタルサーバー会社が悪い方に変わってしまう場合に備える
レンタルサーバーは同じ会社の中で上位のプランに変えるのは簡単ですが、下位のプランに変えるのはできなかったり、制限があったりします。
この場合、契約の最終月や次の契約更新にならないとプランを下位に変更することはできません。中には下位のプランに変更することができないレンタルサーバー会社もあります。
また、さきほどブログは6か月~12か月くらいは続けないと成果が出ないといいましたが、それ以上続けても成果ややる気が出なかったらむしろやめ時ともいえます。
あるいはブログを続けていたら知識やサイトのボリュームが増え、別のレンタルサーバー会社の方が魅力的だと思うようになるなんてこともあります。

レンタルサーバー会社がやらかすこともある
長すぎる契約期間がおすすめできない理由としてレンタルサーバー会社が悪い方へ変わってしまうこともあります。
たとえば、レンタルサーバー会社はまれに大規模な通信障害を起こしてしまうことがあります。近年ではファーストサーバという会社がやらかしました。
その通信障害によってユーザーには補償が出たとしても「一度やらかした会社とはもう契約を継続したくない」と思うユーザーも多いでしょう。
それによって補償が出るとしても受け取るには申請が必要だったりしますから、基本的には安定したレンタルサーバー会社を選ぶべきなのです。
たとえば、3年の長期契約だとユーザーは先払いで3年分の料金を支払います。これについて3年未満の使用期間のうちに別のレンタルサーバー会社に移ることはできます。
しかし、自己都合で移る場合、その差額分のお金は返還されませんので長すぎる契約もおすすめできないのです。

ちなみに当サイトで紹介しているレンタルサーバー会社はどれも信頼できるところばかりですが、それでも未来永劫にわたって100%の信頼が続くとは言い切れません。
そのため、レンタルサーバーの契約期間は12か月くらいがバランスがいいといえるのです。