このページでは初心者や高齢者などにインターネットの始め方や始めるのに必要なもの、始める際の費用をわかりやすく解説します。
自宅外だと通信はほぼ無料で楽しむこともできます。
関連ページも含めて読むと、あなたにとって最適なインターネット環境が選べるようになります。
今回の記事はインターネットの始め方を大まかに知るための記事であって、細かくいうと例外があったり、ややこしい知識がありますが、そういうのは省略します。

インターネットの始め方【費用の無料化も一応可能】
インターネットを始める際に必要なのは以下の2点が必要です。
- 端末(スマートフォン、パソコン、タブレット)
インターネットの画面を見たり、画面に文字などを入力するために必要。
- インターネット回線および回線事業者との契約
端末をインターネットに接続するために必要。
スマホやタブレットの価格は安くて1~2万円、普通レベルのタブレットや安いパソコンは4万円、普通レベルのスマホやパソコンは7万円前後といったところ。
インターネットを始める際に端末と回線が必要なのは、固定電話機から電話をかける際に固定電話機と電話線・電話契約が必要なのと似たようなものです。
ネット回線にはいくつか種類がありますが、提供エリア外だと使えないという点は共通しています。
日本でいずれのネット回線も使えない住宅地域はかなり少ないです。
インターネット回線は無線も含めてそこらじゅうに存在しますが、利用するには通信事業者との契約が必要となります。
端末を買って通信事業者と契約し、端末の初期設定を行った後の画面でパスワードを入力すればインターネットが使えるようになります。
スマホとタブレットとパソコンの違い
スマートフォン | タブレット | ノートパソコン | デスクトップパソコン | |
画面サイズ | 小さい | スマホより少し大きい | やや大きい | 大きい |
キーボードの有無 | ない | ない | ある | ある |
無線で使えるか | 使える | 使える | 使える | 使えない |
通勤電車内で使えるか | 使える | 使える | 使いにくい | 使えない |
通信料は自宅外なら無料にできる(一応)
次は通信契約とその料金について。これはちょっとややこしいです。
インターネットの通信料は1ヶ月あたり1500円~8000円くらいが目安。
ただし、自宅外でばかりインターネットを使って自宅ではインターネットを使わないのなら通信料をゼロにすることもできます。
通信料を無料にするには、
- インターネット料金が無料の賃貸物件に住む
- 無料Wi-Fi(フリーWi-Fi)を利用する
のどちらかが必要です。
このうち「インターネット料金が無料の賃貸物件」というのは、実質的にはインターネット料金が家賃に含まれているため無料というのはおかしいでしょう。
無料Wi-Fiは欠点も大きい
無料Wi-Fiというのはインターネットに接続できる端末さえもっていれば、通信料は無料で接続できるという場所のこと。
無料Wi-Fiの具体的な場所としては、大手鉄道会社の都市部の駅、大手のコンビニチェーンとコーヒーチェーンとファストフード店、大きな空港、地方自治体が運営する施設などが挙げられます。
鉄道会社の改札内に入るには運賃の支払いが、そして飲食店ではメニューを注文することが必要であるため、厳密には無料とは言いにくいです(運賃や食事代に含まれているようなもの)。
ちなみに大学生は自分の所属大学に行けばインターネットへは無料で接続できるはずです。
ただし無料Wi-Fiは、
- 1日の利用時間は30分~120分以内という場合が多い
- 利用するにはメールアドレスの登録が必要な場合あり
- セキュリティは怪しい
- 自宅は対応していない
という欠点があります。
「セキュリティは怪しい」とは、無料Wi-Fiは無料でだれもが利用できるため、盗聴やのぞき見、サイバー攻撃のターゲットにされてしまうことがあるのです。
そのため無料Wi-Fiは積極的におすすめすることができません。
有料のインターネット通信料
インターネットの通信料は1ヶ月あたり1500円~8000円くらいが目安。
有料としての通信なら自宅からでもインターネットに接続できます。
通信時のデータ量が大きくて、通信そのものが速くて安定しているほど月額料金は高くなるのが基本です。
4つの通信手段
- モバイルデータ通信
- モバイルWi-Fiルーター
- ホームルーター
- 光回線
インターネットに接続する際の有料の通信手段としては以上の4つが代表的。
通信手段はほかにもありますが、この4つだけ知っていれば問題ありません。
モバイルデータ通信 | モバイルWi-Fiルーター | ホームルーター | 光回線 | |
自宅までは有線か無線か | 無線 | 無線 | 無線 | 有線 |
自宅外に持ち出しての利用 | 可能 | 可能 | 不可能 | 不可能 |
速度 | やや遅い | やや遅い | やや遅い | 速い |
通信制限 | あり | あり | あり | なし |
月額料金 | 1500~8000円 | 2000~5500円 | 3000~5000円 | 2500~8000円 |
開通工事 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要 |
契約の特徴 | 個人ごとに契約 | 世帯ごとに契約 |
以上のうちモバイルデータ通信は基本的にスマホ向けのインターネット接続であって、パソコンには向いていません。
自宅でパソコンを使ってインターネットに接続したいのなら、高速・安定・大容量の通信に向いている光回線がおすすめ。
モバイルWi-Fiルーターとホームルーターは速度が遅いです。モバイルWi-Fiルーターは、自宅外でインターネットに接続したいのなら使う価値があります。
光回線の開通には工事が必要。この工事は1~4万円くらいかかりますが、キャンペーンによって無料になることもあります。
- 料金が高くても速度と安定感を優先したい
光回線
- 大容量のデータをやり取りしたい
光回線
- 動画の視聴やアップロードをたくさんしたい
光回線
- オンラインゲームをたくさんやりたい
光回線
- 家族が多くてネット利用時間が長い
光回線
- スマホばかり使うのであってパソコンは使わない
モバイルデータ通信
- 自宅外でも利用したい
モバイルWi-Fiルーター
- 海外でも使いたい
モバイルWi-Fiルーター
- 家族が少ない、ネット利用時間が短い
ホームルーターかモバイルWi-Fiルーター
- すぐに使いたい
モバイルデータ通信かホームルーターかモバイルWi-Fiルーター
- 短期だけの利用
モバイルWi-Fiルーター
基本的には自宅では光回線、自宅外ではスマホとテザリングをおすすめしますが、光回線の条件はちょっと厳しいため、最初は他の回線も検討してみる価値があります。