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夢幻三剣士の考察【トリホーの正体がわかった】

2020年5月5日

今回はドラえもん『のび太と夢幻三剣士』を感想・考察の対象とします。

アニメ映画版と大長編版の違いは、シズカリアの髪型が違うこと(原作は髪を下ろしている)、エンディングに不気味な演出が入っていることなどいくつかありますが、今回はアニメ映画版を対象とします。

個人的にはしずかの髪型は下りている方が似合っていると思う。

夢幻三剣士の考察【トリホーの正体】

本作の論点は以下のとおり。

  • 三剣士として活躍してほしかった
  • トリホーは何者?
  • ドラ映画にしては珍しく死人が出る
  • エンディングは夢世界(夢オチ)?

順番に見ていきましょう。

ジャイアンとスネ夫にも活躍してほしかった

まず気になったのは『のび太と夢幻三剣士』というタイトル。

素直にタイトルを解釈すると、のび太1人と剣士が3人いると解釈できます。

その3人とは、ジャイトス、スネミス、シズカールの3人でしょう。ドラモンは魔法使いであって剣士ではありません。

しかし、最後のオドローム討伐はノビタニアン、ドラモン、シズカールの3人で行いましたから三剣士感に欠けます。

やはりタイトルは『のび太と夢幻三剣士』である以上、ジャイアンとスネ夫にも活躍してほしかったところです。

またオドロームに殺されて身体が滅失してしまったシーンは子どもにはショックでしょう。その後すぐに復活するとはいえ。

のび太は白銀の剣士を名乗っている割に鎧がないのはデザイン的にも守備的にもどうかと思う。マントなんて役に立たないだろうし。

トリホーの正体は未来人?

次に気になったのはトリホーの存在。トリホーは夢幻三剣士の動作前にのび太の前に現れたときは人間に近い姿、夢幻三剣士の中では鳥類の姿をしています。

そしてトリホーは夢幻三剣士のカセット配送の催促を未来デパートに対して現実世界ののび太の家の屋根で行っていましたから、現実の未来世界と通話できるだけの技術をもっているということになります。

この点、ユミルメ国の文明は中世くらいの水準ですから、トリホーはユミルメ国出身ではないと思います。のび太に授けた知恵の木の実についても夢幻三剣士の文明水準ではなく未来世界のレベルにあります。

大体、トリホーが夢世界の住人ならゲーム外に出られないはずですが、トリホーはゲーム外に出ることができています。

私はこのあたりでトリホーは本当は未来世界の者なのではないかと疑い始めました。

ここで重要なのは、のび太が白銀装備を身につけてからちょっと経った後のオドロームとトリホーの会話。

オドローム:「剣士が現れる前にそれを防ぐのがお前の役目ではないか」

トリホー:「剣士の出現はだれにも動かすことができないさだめでございます。ですから私は目覚めの世界で人間に姿を変え、あの少年を探し送り込みました」

その少しあとのトリホー:「妖霊大帝オドローム様は永遠に夢宇宙を支配されるのです。オーホホホホホホホッ」

(引用:シンエイ動画『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』)

このときのトリホーの異様な高笑いはオドロームの目の前で手下が見せる行為としてはかなり失礼です。

部下にあんな高笑いをされて怒らない上司はいないでしょう。

つまり、トリホーは表向きはオドロームの手下を演じていますが、実は夢幻三剣士という夢ゲームを面白くすべく未来のゲームメーカーから送り込まれた盛り上げ要員なのではないでしょうか。

そのためトリホーはオドロームに対して強気な態度でいるわけです。

最後に出てきた「気ままに夢見る機」の回収屋が見た目も高笑いもトリホーとそっくりだったのも、トリホーが変身した姿だからだと思います。

トリホーはゲームメーカーの社員として人と鳥と回収屋に変身して、のび太をよくも悪くも煽ったのです。

トリホーはオドロームが倒されたときに一緒に倒された描写もないんだよな。

エンディングは夢世界(夢オチ)?

最後にエンディング(ラスト)について。エンディングの歌は『世界はグー・チョキ・パー』というカオスな歌ですね。正直言って同じ武田鉄矢さんの曲なら『夢の人』の方がよかったでしょう。

そして論争になるのが、裏山の頂上に学校があるということ。本来の学校はそんな位置にありませんから、エンディングでのび太としずかが交わした会話も夢であることが疑われるわけです。

映画の前半でのび太はシズカール「家出してよかった」とかいわれていましたが、最後には強さと優しさが認められ結婚となるはずでした。

それが夢オチっぽく終わったのが何とも面白いところです。

『夢幻三剣士』はリメイクの仕方次第ではすごい名作になりそうな予感。

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