このページではGMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーであるロリポップ!の中でおすすめプランを紹介します。
結論からいうとプランと向いている人は以下のような関係があります。
ロリポップ!のプランと向いている人
- エコノミー
入門したての個人、WordPressはまったく使わない人、運営サイト数は1つ
- ライト
初中級レベルの個人、WordPressは遅くても我慢できる人、運営サイト数は1つ
- スタンダード
初中級レベルの個人、アクセス数の少ない法人、運営サイト数は大きくないものが2~3
- ハイスピード
中上級レベルの個人、アクセス数はぼちぼちの法人、動的な要素が多いサイト、個人にしても法人にしても画像がまあまあ多い人、運営サイト数は複数、36か月プランの割安感は強い
- エンタープライズ
人気芸能人、サイト運営に力を入れる法人、動的な要素が多いサイト、画像がかなり多い人、運営サイト数が多数
ロリポップ!は日本国内ではトップクラスに利用者が多いですから安心感がありますよ。


ロリポップ!は18年もの運用実績と、24時間365日の有人監視によって稼働率99.99%を実現しています。ユーザーのデータは万が一の災害に備えたデータセンターで保管されています。
とはいっても、ロリポップ!には全部で5プランありますから、あなたに合ったプランを選ぶべきです。
ロリポップ!の欠点としてWAFの誤検知があります。
WAFとはウェブサイトのセキュリティを上げる設定なのですが、WAFが有効のまま、たとえばワードプレスで設定を変えようとするとWAFが誤検知して設定を変えられなくなる場合があるのです。
WAFはワンクリックで無効・有効を変更できますから(反映は数分後)、そんなにネガティブに思うことはありません。
ロリポップ!でおすすめプラン
まずはロリポップ!の基本プランのうち、おもなスペックを比較してみます(料金は税抜き)。
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
月額料金 1,3ヶ月契約 |
100円 | 300円 | 600円 | 1000円 | 2300円 |
月額料金 6,12ヶ月契約 |
100円 | 250円 | 500円 | 750円 | 2000円 |
月額料金 24ヶ月契約 |
100円 | 250円 | 500円 | 630円 | 2000円 |
月額料金 36ヶ月契約 |
100円 | 250円 | 500円 | 500円 | 2000円 |
初期費用 | 1500円 | 1500円 | 1500円 | 0円 | 3000円 |
容量 | 20GB | 100GB | 150GB | 250GB | 1TB |
WordPress | 不可 | 利用可能 | 高速 | 最高速 | 最高速 |
データベースMySQL5 | なし | 1 | 50 | 無制限 | 無制限 |
Webサーバー | Apache | Apache | Apache | LiteSpeed | LiteSpeed |
ストレージ | SSD | SSD | SSD | SSD | SSD |
転送量/日 | 50GB/日 | 100GB/日 | 150GB/日 | 200GB/日 | 400GB/日 |
電話サポート | なし | なし | あり | あり | あり |
独自ドメイン | 50 | 100 | 200 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメインの無料SSL | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
同時アクセス数拡張 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
自動バックアップ | 有料オプション | 有料オプション | 有料オプション | 無料 | 無料 |
サーバーの24時間有人監視 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |


上の表を補足
※表中の容量とは、ウェブサイトの文字・画像・動画といったデータを保存するスペースのこと(容量が大きいほどたくさん保存できる)。
大抵の個人は50GBもあれば十分すぎるほどです。
※あなたのブログ・サイトがYahoo!ニュースやテレビ番組かなんかに取り上げられると急激にアクセスが伸びます(Yahoo!砲)。いわゆる「バズった」というやつ。
このときアクセス数の割にデータ転送量/日が小さいとエラーが出て見られなくなってしまいますが、これは普通の個人にとっては滅多に起きません。
しかし、中級以上の個人や法人は普段から余裕をもたせた方がいいという感じです。
※SSLとはインターネットにおける暗号化のこと。
SSL化するとサイトのセキュリティが上がります。ロリポップ!ではこのSSL化が簡単にできます。
※Webサーバーとストレージについては以下のとおり。
- Webサーバーの速度
LiteSpeed>Apche
- ストレージの速度
SSD>HDD
当たり前ですが、料金が高いプランほど容量が大きくて表示速度が速いです。これは競合他社でも同じ。
とくに最近のGoogleはサイト・ブログの表示速度が速いことも評価の一つとして重視しています。
そのため検索エンジンで少しでも順位を上げたいのなら高いプランが有利。
残念ながらエコノミープランは遅いと言わざるを得ません。ライトプランも遅いです。
ロリポップ!に悪い評判があるとしたらエコノミープランの遅さにありますが、これはかなり安い料金なので仕方ありません。
またエコノミープランはWordPressが使えませんから、エコノミープランはやめておくべき。

エンタープライズプランが向いている人は少ない

LOLIPOPの管理画面(ユーザー専用ページ)
最も高いエンタープライズプランは人気芸能人やウェブでの集客・販売に力を入れる法人が使うという感じですから、多くの個人には向きません。
ロリポップ!のプランと向いている人
- エコノミー
入門したての個人、WordPressはまったく使わない人、運営サイト数は1つ
- ライト
初中級レベルの個人、WordPressは遅くても我慢できる人、運営サイト数は1つ
- スタンダード
初中級レベルの個人、アクセス数の少ない法人、運営サイト数は大きくないものが2~3
- ハイスピード
中上級レベルの個人、アクセス数はぼちぼちの法人、動的な要素が多いサイト、個人にしても法人にしても画像がまあまあ多い人、運営サイト数は複数、36か月プランの割安感は強い
- エンタープライズ
人気芸能人、サイト運営に力を入れる法人、動的な要素が多いサイト、画像がかなり多い人、運営サイト数が多数
したがって、大多数の人(とくに個人)にはライト、スタンダード、ハイスピードのどれかがおすすめ。
なおライトプランはデータベースが1つであり、1つのデータベースにつき1つのワードプレスサイトをあてるのが普通です。
データベースが1つでもワードプレスサイトを複数運営できますが、それではスピードが遅くなってしまいます。
そのためライトプランは複数サイトの運営には向いていません。

ウェブサイト・ブログではGoogleアドセンスのような広告や動的な要素を入れるとサーバーに負担がかかりサイトスピードが遅くなります。
動的な要素とは掲示板・コメントや通販商品の在庫表示など訪問者によって表示が異なるページを意味します。
掲示板・コメントや在庫表示はユーザーの行動とともに自動的に変わりますから「動的」というわけです。
逆に静的な要素が大きければサーバーへの負担は少なくなります。
ライト、スタンダード、ハイスピードのどれかがおすすめか

ロリポップのサポート満足度94%
ここで考えるべきはロリポップ!では一度契約したユーザーは下位から上位のプランに切り替えることはできても、上位から下位のプランに切り替えることはできないということです。
レンタルサーバーを別会社へと切り替えるのはちょっと面倒ですが、同じ会社の中で契約期間満了を見計らってプランを上位にするだけだったらとっても簡単。
それなら最初はスタンダードあたりで始めて、もし物足りなくなったらハイスピードに切り替えてみてはいかがでしょうか。
最近ではハイスピードプランの36か月契約が大きく値下がりしたため、おすすめです。
無料お試し期間中だけはどのプランでも自由に変更できます(下位変更も可)。
ユーザー専用ページにログインし、メニューの「契約・お支払い」⇒「プラン変更」で変更できます。