光回線の選び方

光回線の種類【独自回線とは?】

ひとくちに光回線といっても実は6種類くらいに分けられることをご存知でしょうか。

そこで今回では光回線の種類についてわかりやすく解説します。

大まかに知っておくと選ぶ際に役立ちますよ。

光回線の種類一覧【独自回線と光コラボと光ハイブリッドの意味】

  • NTT東西のフレッツ光
  • 光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など多くの光回線事業者)
  • 独自回線(NURO光、auひかり、Fon光)
  • 電力系の光回線(eo光、コミュファ光、メガエッグ光、ピカラ光、BBIQ光)
  • 光ハイブリッド(ジェイコムをはじめとしたケーブルテレビ系の光回線)
  • VDSL(マンションプランに用いられる遅くて安い光回線)

以上のうち最初に知るべきはNTT東日本とNTT西日本によるフレッツ光です。

以上の業者の見分け方は、光コラボやVDSLは業者数が圧倒的に多くて他は少ないという構図なので、フレッツ光でも独自回線でも電力系でも光ハイブリッドでもなければほぼ光コラボやVDSLです。

もっというと、光回線業者の提供エリアを見たときに「NTTと同じ」という記述があれば光コラボやVDSLです。

フレッツ光の簡単な歴史

NTT東西(昔の電電公社)は電話事業者として昔から有名であり、1990年代~2000年代初頭の人々は電話回線経由でインターネットに接続することが一般的でした。

しかし、電話回線経由のインターネット接続は回線速度がかなり遅いため、光ファイバーというケーブルを使ったインターネット向け高速回線もNTTによって全国的に整備されていきました。これが光回線です。

いわゆる「フレッツ光」とはNTT東西としての光回線事業の登録商標を意味します。

ほかの光回線はこのフレッツ光から派生していったようにフレッツ光は日本の光回線の中心的な存在だといえます。

フレッツ光は知名度もシェアもサポートも業界トップクラスにあり、最近では10Gbpsという超高速で通信できるプランも販売されています。

ただし、現在のフレッツ光はほかの光回線事業者と比べると月額料金が高めだという欠点があります。

光コラボとは:光回線の自由化に近い

2010年代半ばからは光コラボ(光コラボレーションの略)が活発化しました。

光コラボ

光コラボとは、NTT東日本と西日本以外の事業者がNTTのフレッツ光回線を借りて、そこにその事業者が独自のサービスを組み込んだ光回線事業のこと。

これによって光回線事業者の競争が活発化し、月額料金は下落するとともに光回線の普及は加速しました。

光コラボ各社の特徴:フレッツ光との違い

  • 光コラボ各社の提供エリアはフレッツ光と同じ
  • 光コラボ各社の回線速度や安定感はフレッツ光と同じ
  • 光コラボ各社の月額料金はフレッツ光より安いのが基本(特典やキャンペーンも多い)
  • 光コラボ各社のオプションはフレッツ光より多い
  • スマホ料金や電気代、ガス代、ネットフリックスなどとのセット割を設けている光コラボ事業者もある
  • フレッツ光⇔光コラボへの業者移行、あるいは光コラボ同士の業者移行は割と簡単
  • 光コラボの事業者は数が多くてキャンペーンが複雑なためどこに入るか迷いやすい
  • フレッツ光経由でインターネットを利用するにはNTTとの契約のほかにプロバイダとの契約も必要だが、光コラボはプロバイダとセットになった事業者も多い

プロバイダとは回線をインターネットへとつなげる事業者のこと。

フレッツ光も光コラボも時間帯によっては混雑して回線速度が落ちるのですが、通信障害というほどのひどい状態でなければ混雑時でも回線速度は150Mbpsは出ます。

混雑していなければ300Mbps以上は固いです。

100Mbpsもあれば高画質動画もオンラインゲームもオンライン会議も快適に見ることができますよ。

光コラボの提供エリアと通信の質はNTTフレッツ光と変わらないうえに、光コラボのほうが料金は少し安いですから、フレッツ光と光コラボで迷うのなら光コラボのほうがおすすめ。

独自回線の特徴:速いが提供エリアは大都市圏が中心

次は独自回線について。独自回線とはフレッツ光や光コラボとは違う回線を使った光回線だと考えてください。独自回線としてはNURO光とauひかりが代表的。

独自回線はNTT東西のダークファイバー回線を使っています。ダークファイバー回線とはNTTが回線事業者に提供する回線のうちNTTが使わない予備回線です。

独自回線は光コラボよりも混雑しづらいため回線速度は安定して速い傾向があります。その割に月額料金は光コラボ各社とあまり変わらないためお得感があります。

ただし、独自回線はフレッツ光や光コラボよりも提供エリアが狭く大都市圏が中心です。

また独自回線は提供エリア内だとしても住宅(とくにマンション)の構造によっては導入工事ができないという欠点があります。

もし、あなたの住所が独自回線の提供エリア内なのだとしたら独自回線(電力系の光回線も含む)をまず検討することをおすすめします。

なお独自回線におけるスマホとのセット割にNTTドコモはありません。

NTTドコモと契約しているスマホをお持ちの人はドコモ光(光コラボ)を選ぶのがおすすめ。

電力系の光回線は独自回線の一種

次は電力系の光回線について。

電力系の光回線は、NTTではなく電力会社が独自につくった回線を使うので独自回線の一種に入ります。そのため混雑関連の速度低下は少ないです。

電力系の光回線の提供エリアは各電力会社の電力供給エリアと重なります。

電力系の光回線の運営は電力会社のグループ企業です。

どこの電力会社系列 提供エリア
eo光 関西電力 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部地域
コミュファ光 中部電力 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、長野県の一部地域
MEGA EGG 中国電力 広島県、岡山県、島根県、鳥取県、山口県
ピカラ光 四国電力 香川県、徳島県、愛媛県、高知県
BBIQ 九州電力 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

上の表においては東日本に電力系の光回線が見当たりませんが、昔は東京電力系の光回線がありました。

しかし、現在の東京電力系の光回線(TEPCOひかり)は光コラボ系に属するのであって独自回線とはいえません。

なお東日本の独自回線としてはNURO光やauひかりなどがありますから、電力系の独自回線がなくても問題ありません。

光ハイブリッドは光回線の雑種みたいな存在

次に光ハイブリッドとは自宅の手前までは光回線で、そのあとは同軸ケーブルを使った回線のこと。

光ハイブリッドはおもにケーブルテレビが提供しています。

※ハイブリッド(hybrid)とは雑種、交雑した方式という意味。

※ケーブルテレビ会社のインターネット回線=光ハイブリッドとは限らず、ケーブルテレビ会社が光コラボとして光回線を提供している場合もあります。

光ハイブリッドの仕組み

光ハイブリッドは光回線と同軸ケーブルの雑種であるため、フレッツ光や光コラボ、独自回線よりは速度が少し遅いです。

しかし、ケーブルテレビの光ハイブリッドはセットで有線テレビ放送も見ることができます。

そのためインターネットだけでなくケーブルテレビの有線テレビが見たい人におすすめ。

ただし、今の時代はケーブルテレビの有線放送だけでなく、ネットフリックスやU-NEXT、ひかりTVにも面白い動画がたくさんあります。

そのため有線テレビにこだわらず選ぶのがいいと思います。

マンションのVDSLとLAN配線方式は雑種みたいなもので遅い

そもそも光回線のメリットといえば通信速度が速くて安定していること。

しかし、光ハイブリッドは途中から同軸ケーブルになっているため遅いのです。

これと同じような仕組みとして、光回線のマンションプランのVDSL方式とLAN配線方式があります。

  • 光回線のマンションタイプの光配線方式基地局からマンションの共有設備、そして各部屋まですべて光ファイバーで接続されているから安定して速い
  • 光回線のマンションタイプのVDSL方式とLAN配線方式基地局からマンションの共有設備までは光ファイバーで接続されているが、共有設備からはLANケーブル(LAN配線方式)、あるいは電話回線(VDSL方式)になっているため遅い。

※光回線のマンションタイプのVDSL方式とLAN配線方式は光配線方式よりも遅いですが、モバイルWi-Fiルーターやホームルーターよりは少し速い傾向があります。

VDSLの仕組み

つまり、光回線は純粋には速いのですが、光回線と別タイプの回線と組み合わせると遅くなってしまうのです。

VDSL方式とLAN配線方式は築年数が古いマンションに多いです。

マンションの構造をVDSL方式から光配線方式や一戸建てタイプへと変えるにはお金がかかりますし、大家さんや管理会社の許可も必要です。

マンションの接続方式はマンションの設備によって決まりますので自由に選ぶことはできません。

ただし、マンションによっては光回線の戸建てプランを導入することもできます。この導入可否は大家さんや管理会社に聞いてみましょう。

まとめと速度順位:NTT系か、独自路線か、雑種か

  • NTT東西のフレッツ光光回線の元祖であり、料金が高め。
  • 光コラボNTTの光回線を借り受けた光回線。キャンペーンが豊富でフレッツ光よりやや安いが、業者が乱立していてどれを選ぶか迷う。通信の質と提供エリアはフレッツ光と同じであるにもかかわらずフレッツ光より安い。
  • 独自回線NTTのダークファイバーを使った回線。回線速度は速くて混雑しにくいが、提供エリアは都市圏ばかりで光コラボより狭い。料金は一戸建てなら光コラボと同じくらい、マンションプランなら光コラボより少し安いくらい。
  • 電力系の光回線独自回線の一種。回線速度は速くて混雑しにくいが、提供エリアは都市圏ばかりで光コラボより狭い。
  • 光ハイブリッドおもにケーブルテレビが提供する同軸ケーブルと混ざった光回線。速度や安定感は光コラボや独自回線に比べると少し劣る。
  • VDSL方式とLAN配線方式マンションプランに用いられる遅くて安い雑種系の光回線。

フレッツ光と光コラボはNTT系の設備使用、独自回線と電力系は独自路線、光ハイブリッドとVDSL・LAN配線方式は雑種、という共通点においてそれぞれ似ています。

回線速度の順位は速い順に、同率1位が独自回線と電力系、同率3位がフレッツ光と光コラボ、5位が光ハイブリッド、6位がマンションのLAN配線方式、7位がマンションのVDSL方式です。5位と6位の差が大きめ。

月額料金はフレッツ光が高くて、マンションプランのLAN配線方式とVDSL方式が安いというのが基本傾向です。

ほかの光回線の料金や割引は複雑であるため順位をつけるのがかなり難しいですが、光回線の選び方記事で解説しています。

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