光回線の選び方

光回線とモバイルルーターの違い【それぞれにデメリットがあるよ】

光回線の仕組み

光回線の仕組み

光回線とは光ファイバーというケーブルを使ったインターネット回線のこと。

光回線を利用してのインターネット接続方法をFTTHといいます。

現在、自宅でのインターネット利用者の約7割は光回線を使っています。光回線は自宅までは有線であり、外部の影響を受けにくい仕組みになっています。

ルーターと各端末の間は無線化することもできるよ。

一般に電話線やケーブルの類はおもに銅でできていますが、光回線のケーブルは石英ガラス繊維の束によってできています。

これによって光回線は従来よりも大容量のデータを高速かつ長距離で安定的に送受信できるのです。

このページではそんな光回線のメリットとデメリットを、モバイルWi-Fiルーターと比較しながら解説します。

モバイルWi-Fiルーターは電波(無線)であるため通信がやや不安定。

※一昔前はADSLという手段もありましたが、2023年1月をもってサービス終了の予定です。

※スマートフォンはモバイルデータ通信といって、SIMカードという小さなチップと携帯キャリアが提供する回線経由でインターネットに接続します。

※スマホなどのモバイルデータ通信を利用してパソコンやタブレットをインターネットに接続することもできます。これをテザリングといいます。

※モバイルWi-FiルーターはポケットWi-Fiとも呼ばれます。

モバイルWi-Fiルーターの仕組み

モバイルWi-Fiルーターの仕組み

光回線とモバイルWi-Fiルーターのデメリット・メリットの違いを比較

光回線とモバイルWi-Fiルーターのメリット・デメリットを違いを比較した表を示します。

以下の表内部では黒太字がメリット、赤太字がデメリット。

黒太字でも赤太字でもないところは、メリット・デメリットや優劣が判断しにくいところです。

光回線 モバイルWi-Fiルーター
提供エリア 基本的に都市部に強い 基本的に都市部に強い
地下、高層ビルへの対応 地下や高層階は事業者によって工事対応が分かれる 地下や高層階は通じにくい
初期費用※
(手数料や工事費など)
1.5万~4万円くらいの工事費がかかる
(マンションより戸建てのほうが高い傾向)
3300円くらいの事務手数料がかかる
開通工事の必要性 必要
(外壁に穴をあける場合あり)
不要
申込から開通までの時間 1~3か月くらい 届いたらすぐに使える
月額の正規料金
(オプションやキャンペーンなし)
3000円~7000円
(マンションより戸建てのほうが高い傾向)
1800~4500円
(容量が多いほど高い)
通信速度 速い~普通
(マンションより戸建てのほうが速い傾向)
普通~やや遅い
通信の安定感 よい~普通 普通~やや悪い
通信制限 ほとんどなし ある
ルーターを自宅外に持ち出して使用 使用不可 使用可能
(海外での使用可能な場合あり)
自宅での配線の必要性 ONU(光回線終端装置)やルーターと電源ケーブルが必要 不要
有線でのインターネット接続 可能 可能
ルーターの入手 購入の場合もあればレンタルの場合もある 基本的にレンタル扱い
ルーターへの充電 充電の必要なし 充電の必要あり
ルーターへの同時接続台数 10~30台 10~30台
契約期間の縛り 2~3年と長め 0日(縛りなし)~3年
更新月以外での解約料 1~1.7万円 0.5~1万円
引っ越し先での継続使用 使用不可
(現状の機器は返却して契約しなおす)
使用可能

※工事費、事務手数料、解約料は事業者やタイミングによってはキャンペーンによって割引されたり無料になることもあります。

結論からいうと以下のとおりに選ぶのがおすすめ。

  • 光回線がおすすめ自宅で使う時間は多い、自宅にいる人数が多い、引っ越しは少ない、パソコンで高負荷動作(オンラインゲームや動画編集)をやる
  • モバイルWi-Fiルーターがおすすめ自宅で使う時間は少ない、自宅にいる人数が少ない、引っ越しは多い、パソコンで高負荷動作はやらない

料金はモバイルWi-Fiルーターのほうが少し安いですが、光回線はマンションプランが安くて(モバイルWi-Fiルーターと同じくらい)、さらにスマホとのセット割や割引キャンペーンがありますから優劣をつけにくいです。

通信の速さと安定感を重視するなら光回線がいいよ。

提供エリアが都市部に限られている

ここからはさきほどの比較表を補足していきます。

まずは提供エリアについて。

光回線もモバイルWi-Fiルーターも提供エリアは都市部が中心です。

たとえば、北海道は札幌圏と旭川以外の大部分は田舎です。

しかし、北海道にはほかにも都市がいくつかあって、役所やショッピングモール、大きな駅の周辺などはそこそこ栄えています。

田舎であっても建物が連なっているような地域は光回線やモバイルWi-Fiルーターが使える確率が高いです。これは北海道に限った話ではありません。

逆に東京都であっても西多摩の山奥では光回線やモバイルWi-Fiルーターが使えないところもあります。

ただし、光回線の中でも速いと評判のNURO光は独自回線といって提供エリアが他社よりも限定的です。

nuro光のエリア

また光回線の提供エリアになっていても、以下のような場合、光回線を導入することができません。

  • 電柱の構造に問題あり
  • 貸家の場合、大家の許可が得られない
  • 隣家との関係で問題あり
  • 建物の構造に問題あり(とくに高層階は難しい場合あり)

このあたりは各家庭がそれぞれ確認していただければと思います。

モバイルWi-Fiルーターは工事がいらない分だけ導入は気軽だよな。

光回線の導入には工事が必要

一戸建てにしてもマンションにしても光回線の導入には工事が必要です。

光回線の一戸建て向け工事では電気や電話の工事と同じように電柱から自宅まで回線を引き込みます。

回線工事は自宅内と屋外で必要であり、それが別日程で計2回行われることもあります。

マンションではすでに光回線が導入済みでも部屋への配線と宅内工事が必要な場合もあります。

もしマンションにまだ光回線が導入されていないのなら、大家さんや管理会社を説得して工事許可を得なければなりません。

この工事は、

  • 待ち時間が1~3ヶ月
  • 立ち会いが必要
  • 工事費は1.5万~4万円
  • 土日の工事は割増料金

という場合が多いです。

工事費は業者やキャンペーンによってはかなり安くなりますが、待ち時間をなくすことは難しいです。

そのため、すぐにインターネットを使いたい人は申し込み後数日で届くポケットWi-Fiがおすすめ。

ただし、マンションや賃貸物件ですでに光回線の基礎工事が終わっていれば工事は不要になる場合もあります。

※光回線は開通するまでに時間がかかるため、一部の光回線業者はモバイルWi-Fiルーターを低料金で貸し出してくれる場合があります。

※光回線の工事においては金具を固定したり光ファイバーを室内に引き込むために外壁に穴をあける場合があります。このときの穴は太いネジ数本といったところ。

光回線の工事に伴う穴は住宅の構造や外壁の材質によっては穴をあけなくて済む場合もありますので業者にたずねてみましょう。

解除料がかかる場合がある

光回線は導入に工事と事務手数料が必要であり、導入から1年~2年目あたりの月額料金は割引されている場合が多いです。

工事費の割引キャンペーンも多いです。

つまり、光回線の業者からすると光回線の契約者が早めに解約したら儲かりません。

そのため光回線の事業者は早い段階での契約解除には違約金・契約解除料が必要だと明記している場合が多いです。

また、解除の時点で導入時の工事費用を支払い終わっていないのであれば、その分は支払う必要があります。

キャッシュバックキャンペーンの適用を受けるのにも一定期間にわたって契約し続けないと適用が受けられません。

ちなみにモバイルWi-Fiルーターだと早期に解約しても解除料はかからない業者もあります。

モバイルWi-Fiルーターは工事が不要なようにお手軽感が強い。

光回線は速くて安定している

次は光回線の速さと安定感について。

光回線は基本的には安定して速いです。たとえば普通の光回線だと速度は300Mbps出ます。

光回線の中でもマンションプランは10~100Mbpsくらいと光回線にしては遅めである場合も多いです。

とくに夜はマンション内の利用者が多いことが影響して、速度が遅くなりがち。

ネット回線の速度は、高画質動画のアップロードのような重い動作でなければ30Mbpsもあれば快適と感じられるはずです。

テレワークでWeb会議を行うときもホームルーターやモバイルWi-Fiルーターだとカクカクになりがちですが、光回線ならスムーズです。

光回線は接続台数も多いため、家族の人数が多くても対応できます。

光回線は通信制限がほとんどない

さらに光回線は通信制限がかかりにくいです。

スマホやモバイルルーターで動画を多くみていると通信制限がなされて回線速度が遅くなりますが、光回線だとそういう事態はほとんどありません。

そのため家族の人数が多い人や動画利用が多い人は光回線がおすすめ。

厳密に言うと光回線でさえも通信制限がかかる場合がありますが、それは極端に多く使ったときであって普通の使い方をしている限りはかかりません。

スマホ料金が安くなる

光回線の契約では光回線の事業者が指定するスマホキャリアであればスマホ料金が割引になります。

光回線は元々の料金が高いわけですが、それを利用すればスマホ料金が1ヶ月あたり500~1500円くらいは割引になります。

そのため光回線の契約者の多くは自分のスマホ料金が割引になる光回線業者と契約するパターンが多いです。

モバイルWi-Fiルーターの契約でもスマホとのセット割が設けられている場合もありますが、光回線に比べると少ない印象です。

まとめ:テザリングもあり

自宅ではインターネットを少ししか利用しないのならスマホのテザリングで十分という考え方もあります。

自宅では光回線、自宅外ではスマホのテザリングが最強かも。

なお回線をどんなに速くしたとしても、パソコンのスペックが低いと結果的に表示は遅く見えてしまいます。

回線の通信速度が速くても、パソコンの動作速度が遅いのはバランスが悪いのです。

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