今回はアニメ『名探偵コナン』のおすすめ回を私の簡単な感想とともに紹介します(映画版はのぞく)。
それは私の好みに合致するのはもちろん、世間一般でも名作と評価されているものばかり。
基本的には初期の方が面白いです。
アニメ『名探偵コナン』のおすすめ回
ひと月の定額料金(税込み) | ※料金システム | 配信動画数 | 無料期間 | 同時視聴 | |
U-NEXT | 2149円 | 見放題とレンタル | 約21万本 | 31日間 | 4台 |
dTV |
550円 | 見放題とレンタル | 約12万本 | 31日間 | できない |
Hulu | 1026円 | 見放題とレンタル | 約6万本 | 2週間 | できない |
なお『名探偵コナン』のアニメは、映画版も含めて上の3つの動画配信サービスにおいて見ることができます。
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それでは通常版アニメのおすすめ回を見ていきましょう。
第1シーズン・第11話 「ピアノソナタ月光殺人事件」
離島で連続殺人が起きる回。
珍しく小五郎が美人?に対してテンションが上がりません。
事件を解決した後、コナンは犯人を死なせてしまいました。まあ犯人が勝手に自殺しただけともいえますが。
この事件をきっかけにコナンは犯人を死なせたくないという想いを強く抱えるようになりました。ここがかなり印象的なところ。
コナンに出てくる犯人の動機はわざと妙なものにされていますが、この事件の場合は割と同情できます。

第1シーズン・第22話~23話「豪華客船連続殺人事件」
「あたしゃ知ってんだよ!」の迷セリフで有名な回。舞台は豪華客船の内部です。
でも、その迷セリフを放ったおばさんは肝心な実の息子の気持ちだけはわかっていませんでしたね。
全体的にお金持ちの内情が醜く描かれています。

叶才三事件といい、名探偵コナンは大きな船が出てくると神回になる率が高いですね。
第1シーズン・第34話~35話「山荘包帯男殺人事件」
小五郎が登場せず、園子が事件を解決する回。山奥の館に現れる包帯男が怖いのが見もの。
犯人による体型トリックはお腹はごまかせても顔はごまかせないと思いますが、まあいいでしょう。
個人的にはこの事件の犯人の動機には割と納得できます。
第2シーズン・第48話~49話「外交官殺人事件」
服部初登場の回。
コナンが酒を飲んで新一に戻った回でもあります。
それにしてもなぜ服部は高校生なのに中国酒を土産としてもってきたのか。小五郎が酒好きだとしても不自然では?
第2シーズン・第50話「図書館殺人事件」
みんな大好き津川館長が怖い回。
しかし、真に怖いのは、元太、歩美、光彦が夜な夜な死体を見つけようとしていることだったりして。
途中、歩美が元太の手助けのもと灯りをつけてしまったように歩美が戦犯っぽい回でもあります。
それにしても、津川館長はなぜ死体をすぐに片付けようとしなかったのか(被害者が殺されたのは一昨日の夜)。せめてコナンが来た日の閉館後に片付けるべきでは?明日の開館前に片付けようとしていたのか。
普通の人間ならさっさと片付けるはずですが、殺人をしでかした時点で普通ではありませんからね。死体は次第に臭いが強くなるというのに。
いろいろサイコパス感とホラー感が強くて面白い回。
第2シーズン・第52話「霧天狗伝説殺人事件」
人里離れた寺で起きる殺人事件の大掛かりなトリックが印象的な回。
このトリックは条件がそろえば現実でも実行可能なんでしょう。
なお汚い話ですが、人間が死ぬと身体の下の方にある穴が緩みます。
そうすると死体の下には汚い物が落ちますから、臭いや床の汚れで上に死体があることはわかるはずです。
そのため行方不明の人を3日間探しても見つからなかったというエピソードは無理があると思います。
第2シーズン・第76話「コナンVS怪盗キッド」
怪盗キッド初登場の回。後半の舞台は豪華客船であり、脇役には再登場の方々がおります。
園子の母親は割とまともな感じがしますが、父親はあまり賢いようには見えません。あんなんで財閥の経営が務まるんでしょうか。
青子(キッドのガールフレンド)の声が歩美と同じなのが印象的。
第3シーズン第96話「追いつめられた名探偵!」
コナンの正体が本格的にバレそうになった回。新一の父母(有希子と優作)も登場します。
2部構成になっており、後半では群馬に遠征となり、そこではヘッポコ刑事として名高い群馬県警の山村さんも初登場します。
工藤有希子がバイクに乗っているところはルパン三世の峰不二子のよう。
コナンは最後は優作先生に上を行かれましたね。
第3シーズン・第104話~105話「盗賊団謎の洋館事件」
小五郎が、宝のありかを示すとされる謎解きを頼まれる話。
謎の洋館の2階の鍵穴の奥に幽閉されている女性が怖いです。死人は1人も出ません。
光彦と元太が老けたような見た目をしている2人のおじさんはそんなに怖くありません。
鍵穴付近で女性とコナンは目が合ったとき女性は口を縛られていましたが、女性はうなり声をあげることは可能だったのでは?
時計の謎解きと光のトリックは結構好きです。
第4シーズン・129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」
灰原が初登場の回。
そしてコナンがコンビニでタバコを買った人をすぐに犯人扱いしたことでも有名な話。
ちなみに後半の密室殺人トリックは、あるYouTuberが再現しようとしていましたが、かなり難しいというのが結論でした。
第4シーズン・第136話~137話「青の古城探索事件」
小五郎と蘭が登場しない回。洋風の古城に隠された宝と老婆の正体と怖さが売りの回です。
犯人は過去に人を殺しているのに、今回はなぜさっさとコナンたちを殺そうとしなかったんでしょうか。
光彦と哀ちゃんがまあまあの有能さを発揮します。
今回の犯人は津川館長と比べると、どちらが怖いかな。
第4シーズン・第153話~154話「園子のアブない夏物語」
空手の超人、京極真が初登場する話。
京極さんは腕にナイフが刺さっても動けるなんてかっこよすぎ。
イヤ、園子のためだからこそ京極さんは痛くても動けたというべきか(強がってた?)。

第4シーズン・第162話「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」
1年前に新一と蘭がロサンゼルスへ向かったときの飛行機内での話。
新一が小さくなったのは高校2年生のときなので、この話では高校1年生。
スペシャルだからか作画は至高と思えるほどにキレイです。
原作のイメージを活かした作画で好感がもてます。
第4シーズン・第163話~164話「月と星と太陽の秘密」
蘭と小五郎は登場せず、少年探偵団が活躍する回。
最初は大したことのない謎解きが展開されますが、後半では重要な暗号の謎解きが展開されます。
後半部の暗号の法則性は面白いですし納得がいくものです。暗号の謎解きって楽しい。
第5シーズン・174話「20年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」
20年前の強盗殺人事件が絡んだ事件。舞台は豪華客船であり、服部も登場します。
ギャグ要素みたいなのはほとんどなく、シリアス・本格的な匂いばかりがずっと漂っています。
1話ですがスペシャル回であり、20年前の人間関係が複雑に入り組んでいるため、映画並みの見ごたえがあります。
というか下手な映画よりも出来がいいです。最近のコナン映画はアクション重視ですが、このスペシャル回は正統派サスペンスという感じ。

今回の犯人は頭がいいのか悪いのか。
第5シーズン・第188話~第193話「命がけの復活」
蘭は本気でコナンの正体が新一だと疑う⇒コナンが少年探偵団と洞窟内に出かける中で瀕死の重傷を負う⇒蘭から血をもらう⇒コナンは真実を告白しようとする⇒哀ちゃんはそれを止め、コナンを演じる⇒新一と蘭が2人でレストランへ、という重要なコンボが続くシリーズ。
殺人事件・トリックよりも、その間のみんなのやり取りが面白いです。
第5シーズン・第205話~第206話「本庁の刑事恋物語3」
放火犯と強盗殺人犯の2人を追いかける事件です。
本庁の刑事恋物語はいくつものシリーズになっていますが、その中ではこの3が面白いと思います。
何せ佐藤刑事の父親の殉職が関わっている事件のため、佐藤刑事の熱の入れ方がいつもと違います。
もし、その事件を解決できたら佐藤刑事から願いをなんでも叶えてもらえるため、高木刑事の熱の入れ方も違います。
ただ「カンオ」というヒントと、今回の登場人物の名前が明らかになった時点であの人が怪しいのはすぐにわかってしまうでしょう。
第6シーズン・第219話「集められた名探偵!工藤 新一VS怪盗キッド」
実質的に2部構成の話。後半は全国各地のさまざまな年代におよぶ探偵が屋敷に呼び集められます。その中には白馬探の姿も。
この探偵たちは個性があってなかなか面白いメンツばかり。
もちろん、タイトルからわかるように怪盗キッドも絡んできますよ。
屋敷の正体にはビックリ。
第6シーズン・第225話「商売繁盛のヒミツ」
アニメオリジナル回。この話は『名探偵コナン』の中でも風変わりなストーリーを見たいという方におすすめです。
今回の犯人はショボすぎます。これほどまでにあっさり罪を認めた犯人は他にいないでしょう。
犯人をあきらめさせてもまるで手応えのなかったコナンからは、もっとまともに犯行に及ぶよう説教されているくらいです。
本格派の話に疲れた人は見てみましょう。
第6シーズン・第238話~139話「大阪“3つのK”事件」
珍しくコナンが推理をミスしかけた事件。
いや、正確にいうと、尊敬する人物が容疑者でコナンはその人をかばったために証拠やアリバイに面と向き合わなかったというべきか。
コナンが服部の言葉をもとに正気を取り戻して、犯人に罪を認めさせようとする姿が印象的。
第8シーズン・第304話 「揺れる警視庁 1200万人の人質」
映画並みの時間の長さと爆弾爆破の緊迫感と作画のよさが光るスペシャル回。
爆弾爆発と死が目の前に迫っても大して動揺しない松田刑事は、かっこいいというべきか。
小五郎の見せ場はまったくありません。白鳥刑事が重傷を負ったところはショッキング。
今回の犯人は警察を異常なまでに恨んでいます。犯人の姿と動機はしょぼいですが、犯人を追い詰めるまでは手に汗を握る展開となっています。
第12シーズン・第479話「服部平次との3日間(探偵甲子園)」
2部構成になっており、その後半が探偵甲子園というテレビ番組の企画になっています。
探偵甲子園には、西の代表として平次が、東の代表として白馬探が選ばれています(北と南の代表は今回限りのゲストキャラ)。
探偵甲子園において注目すべきは、殺人っぽい事件が発生したとき、探偵は現場の保存を優先するか、それとも現場の保存よりも被害者の救命を優先すべきかということ。
犯人の容姿や動機も興味深い回。
推理ミスが原因で人を死に追い込んでしまう場合もあるわけで。
まとめ:面白い回の法則
こうして見ると、ホラー感が強い回、服部や怪盗キッドが絡む回、船が出てくる回、スペシャル回がおすすめ回になりやすいことがわかります。
テレビの規制の度合いは昔よりも高まってしまったため、現在ではホラー感の演出については難しいものがあるのでしょう。
怖さというのはコナンのようなミステリー系のフィクションにとってはかなり重要だと思いますが、それが規制によって失われつつあるのは残念。


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