レンタルサーバーの比較記事を見ると、ロリポップ!やさくらのレンタルサーバーは遅いという記述をよく見かけます。
しかし、それは半分ウソです(半分はホント)。
どういうことか、サイトの表示速度の重要性とコスパとともにわかりやすく示します。
レンタルサーバーのコスパ
さきほど半分ウソといった理由は実に簡単です。
ロリポップは12か月契約時の月額料金でいうと、100円、250円、500円、1000円、2000円のプランがあり、100円や250円みたいな格安プランは遅いというだけのこと。
レンタルサーバーは料金が高くなるほどサイトの表示速度も上がりますから、安いプランが遅いのは当たり前の話。
もし、月額料金の最低プランが900円のレンタルサーバーとロリポップを比べるなら、ロリポップは1000円のプランと比較しないと公平ではありません。
にもかかわらず、ロリポップやさくらのレンタルサーバーは遅いと決めつける人がいるのは困ったものです。
表示速度は速い方がいい理由
そもそも通信が関わるところでは「速いは正義」です。
実際、サイトの表示速度が1秒遅いだけページビューは約10%、コンバージョンは約8%下がるという調査データもあるくらいです。それは売上の低下をも意味します。
とくにスマートフォンはパソコンに比べるとページを読み込む速度が遅いため、スマホユーザーを意識するのはとても大切です。
検索エンジン最大手のGoogleとしても検索結果の順位においてサイトの表示速度も一つの判断要素としています。検索ユーザー(Googleの顧客)は速いサイトの方が満足度が高いからです。
つまり、Googleは表示速度が速いサイトを評価するのです。
コスパが高い価格帯
ここで気になるのは「サイトの表示速度が速い方がいいのはわかったけど、かといって高いプランもなんだかな…。コスパのよいレンタルサーバーってどこだろう?」ということでしょう。
結論から申し上げますと、コスパがよいのはレンタルサーバー各社の競争が激しいレンジである月額500円~1500円あたりのプラン。
この価格帯はユーザー数が多く、それを目当てとしたシェア争いが激しいため他のレンジよりもコスパがいいです。スマホやWi-Fiなんかでもコスパが高いのは競争が激しい価格帯です。
ここでいうコスパが高い価格帯とは、各社のサービス内容が激しい競合している価格帯という意味です。
最も安い価格帯がコスパが高いのは稀。
競争が激しい価格帯はサービスが充実している
たとえばレンタルサーバーについて月額100円のプランだとワードプレスは使えないことは珍しくありません。月額250円のプランでもワードプレスは遅いです。
月額100円のプランではレンタルサーバー会社は利益が大して出ないため、サービスを充実させようとしないのです。
この点、500円~1500円あたりはレンタルサーバー会社にとってそれなりの利益が出るレンジのため、各社はサービスを充実させようとします。
実際、500円~1500円あたりのプランだとワードプレスの高速表示はもちろん、自動でのバックアップ、無料SSL化などがついてくる率が高いです。
レンタルサーバー各社の公式サイトを見ても500円~1500円あたりのプランをすすめてくる率が高いです。
ということで、コスパの高いレンタルサーバーのプランを探しているのなら月額500円~1500円あたりのプランを選んでみましょう。
主要5社のプラン
- 月々100円、250円、500円、750円、2000円の5段階プラン(低速~高速)、まずは安く始めたい個人、運用サイト数は200万超、老舗の安定感
ロリポップ!
- 月々119円、477円、1429円、2381円、4286円、12000円(低速~高速)、まずは安く始めたい個人、運用サイト数は160万超、老舗の安定感
さくらのレンタルサーバ
- 月々880円、1780円、3580円、7180円の4段階プラン、下のプランでも高速表示、アダルトサイトも運営可能、勢いのある新興
mixhost
- 月々900円、1950円、3900円の3段階プラン、下のプランでも高速表示、大手上場企業が運営する新しい安定感
ConoHa WING
- 月々1000円、2000円、4000円の3段階プラン、下のプランでも高速表示、運用サイト数は180万超、老舗の安定感
エックスサーバー