このページではアフィンガー5(AFFINGER5)というワードプレスの有料テーマの評判・レビューをお伝えします。
基本的には無料テーマの中で一番の人気を誇るCocoonと比べながら述べていきます。
このサイトのテーマはアフィンガー5を使っており、さらに以前はCocoonを使っていたため参考になるはずです。
それではまいりましょう。
アフィンガー5(AFFINGER5)の評判はCocoonとの比較からわかる
まずページスピードに関してはアフィンガー5の方が少しだけ上です。
両方のデフォルトのデザインのページの表示速度をPageSpeed Insightsで比べたとき、アフィンガー5の方が5ポイントくらい上回っているから。
レンタルサーバーのプランは同じで、さらにプラグインとアドセンスとSNSボタンの数を同じにしたうえでの計測なので他のサイトでも同じような結果になるのでは。
ただし、アフィンガー5はデザインの設定項目が多いので、ここで派手にカスタマイズするとアフィンガー5の方が遅くなってしまうはずです。
操作性はCocoonに分がある
次に操作性(扱いやすいか)についてです。これはCocoonに分があると思っています。
わかりやすいのがブログカードの使い方。
Cocoonでブログカードカードを使う場合、上の画像のように内部リンクのURLを呼び出してから、それをdivタグで囲ってあげればいいだけです。
このときdivタグはセットで編集タブから簡単に呼び出せます。
しかし、アフィンガー5でブログカードを使う場合、内部リンクは記事のidで指定する形となっています。
記事のidを調べるのはちょっと面倒です。
アフィンガー5はデザインが多様だからこそ迷う
またアフィンガー5はデザインの設定項目やタグがとても多いです。
編集画面から本文に使うパーツの多さを半分くらい見せると以下のような感じ。慣れていないとすべて把握しきれません。
こういったデザインの出来栄えは編集画面だけではよくわからず、実際にプレビューを見てみないとわかりません。
いちいちプレビューを見ないと出来栄えがわからないのは、操作としてはちょっと面倒ではあります。
まあプレビューを見ないとデザインの出来がわかりにくいのは、アフィンガー5はそれだけデザインに凝っているからともいえますが。
アドセンスの設置方法

ウィジェットからのアドセンス設置

管理画面からのアドセンス設置
さらにアフィンガー5はアドセンスの設置においては、上の画像のようにウィジェットからの設置と管理画面からの設置とに分かれています。
アフィンガー5の方がより細かく設置できるため便利なのですが、最初はややこしいと感じるかもしれません。

cocoonのアドセンス設置画面
一方、Cocoonのアドセンス設置は割とシンプルです。
こちらの方が直感的にはわかりやすいですが、本文中の広告はH2タグ前について設定できるのであって他のHタグについてはできません。
デザインの違い:サイドバーの新着記事
次にデザインについて。
これはアフィンガー5に分があると思います。
速さの面では僅差でしたが、デザインは割と大きな差です。
上の画像はCocoonのサイドバーの新着記事、下はアフィンガー5のサイドバーの新着記事です。
Cocoonは雰囲気が「ほんわか」している感じが強い一方で、アフィンガー5は「キリっと」した感じになっています。
それは他のデザインにおいても同じ。
CSSをいじればCocoonの雰囲気もアフィンガー5に近づけることはできますが、基本的な方向としては「ほんわか」と「キリっと」という違いがあります。
全体的にCocoonのデザインは個人ブログに適している一方で、アフィンガー5はビジネス感を重視するサイトにふさわしいと考えます。
デザインの違い:トップページ
アフィンガー5は固定ページを編集し、それをトップページとして設定すれば上の画像のようにかっこいいトップページをすぐにつくることができます。
デザインに関してはまだ下手な私でも簡単につくることができましたから、デザインセンスのある人ならもっとかっこいいトップページがつくれるはずです。
Cocoonでもそういうトップページはつくれないことはありませんが、アフィンガー5ほど短時間でキレイにつくるのは難しいです。
ちなみにワードプレスのテーマは関係ないところでいえば、個人的にはニューヨークヤンキースのウェブサイト(英語)のデザインがかっこいいと思っています。
英語はもともとのフォントがカッコイイというアドバンテージはありますが、ニューヨークヤンキースの雰囲気が伝わってくる超カッコイイサイトです。
デザインの違い:コンバージョンを意識したつくり
それからアフィンガー5のデザインはコンバージョンを強く意識しています。
典型的なのは上のような外部リンクバナーとサイト内詳細ページと外部リンクボタンを並べた形(見本なのでリンクはつけていません)。
これは管理画面の「ランキング管理」という部分に情報を入力すれば、ショートコードでセットごとすぐに呼び出せる構造になっています。
これを活かせばコンバージョン率は上がるでしょう。
またアフィンガー5は上の画像のようなリスト(一覧・ulタグ)も充実しています。
一般にブログ・サイトにアクセスしてきた人は記事の隅々まで読むわけではなく飛ばし読みします。そのため、運営者としてはリストを使ってメリットとデメリットを簡潔に伝えることが重要です。
リストもうまく使えばコンバージョン率は上がります。